デイサービスで働くメリットとデメリット

今回はこんな悩みを解決します。

介護サービスには様々な種類があります。その中の一つが通所介護（デイサービス）です。

デイサービス職員としての働き方は他サービスの職員と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのかを把握して、自分に合った職場選びに役立ててください。

この記事を読むと、デイサービスで働くことに関するリアルな情報が手に入ります。

私は、特養や短期入所を併設している施設のデイサービスで10年以上働いています。

その経験からデイサービスで働くことのメリットやデメリット、どんな働き方をしたい人にお勧めかを発信していきます。

結論

結論から言うと、デイサービスの仕事はご利用者さんの滞在時間が決まっているため、肉体的な負担が比較的少なく仕事以外の時間のコントロールもしやすい仕事です。

なぜ、そういった結論になるかはこの先を読み進めていただければと思います。

デイサービスで働くデメリット

給料が低い

デイサービスにおける平均給与額は他の介護系サービスに比べても少ない傾向があります。

特養などの入居系サービスに比べると、深夜帯の勤務がないために基本給が低くなりがちなのと夜勤手当による差が給料の低さとして現れています。

介護技術が身につきにくい

デイサービスのご利用者さんは、特養などに比べると介護度の低い方が多いです。

また、要介護度の高めの方でも「在宅で過ごすことができている」という現状がある方が利用されています。

排泄や入浴などご自分でできることもまだまだあり、軽介助ですむ場合が多くあります。

そのため全体的な介助量から考えても介護の技術は向上しにくく、しっかりとした介護技術を身につけたいと思う方には物足りないと感じる場合もあるかもしれません。

デイサービスで働くメリット

肉体的負担が少ない

すぐ上の【デメリット2】で述べたようにご自分でできることが多く、介助を必要としない方もいます。

移乗や排泄の介助など身体に負担のかかる業務の割合も低くなっています。

夜勤がない

一日型や半日型のデイサービスは営業時間が日中のため夜勤がありません。

※お泊まりデイサービスの事業所では夜勤を求められる場合があります。

夜勤がないということで、朝起きて夜眠るという基本的な生活サイクルを送ることができます。

残業が少ない

ご利用者さんが滞在している時間は決まっているため、送りが終わってしまえば、片付けなどをして業務終了となる事業所が多いです。

コミュニケーション能力がつく

デイサービスの仕事では、ご利用者さんと会話をする機会も多くあります。相手のコミュニケーションの仕方も多種多様な中、日々交流を重ねることで自分のコミュニケーション能力も向上します。

送迎時に家族とのやりとりもあるので、こちらも同様の効果あり。

無資格・未経験でもスタートしやすい

身体的な介助が少なめで、専門的な介助を要する方も多くはないことから、無資格や未経験でもスタートしやすサービス形態です。

実際の経験から

残業は、全くないとは言えません。

残業につながるケースとしては…

ただ、日常的に30分も１時間も残業して帰れないということはないですね。

また、夜勤の面も含めて給料面では、同時期に特養で働き始めた同僚と比べて低いのも事実です。

とはいえ、働き始めた時の私の環境では、給与とプライベートな時間の確保を天秤にかけたとき、夜勤がなく、残業も少ないことによって時間のコントロールをしやすいことのメリットが上回っていました。

子供の学校行事に参加しやすいのは何よりありがたく、友人や家族との遊びのスケジュールも立てやすいのはいいですね。

個人的には数年働いた頃からメリット④を凄く感じるようになりました。

コミュ障すぎてお店で店員さんに声をかけたり、外で困った時に人に声をかけたりできなかった私がスムーズに人と話せるようになったのは間違いなくデイサービスの仕事のおかげと言えます。

まとめ

デイサービスの仕事は体力的な負担が少なく、自分の時間の管理がしやすい。

子どもがいたり、夫婦でのダブルワーク、趣味や副業など自分の時間をしっかり確保して働きたい方にオススメできる仕事です。